暖冬の庭から、モナーク蝶便り。年末の独り言含む。
最近うちの息子もろ反抗期です。
虐待やら里子やらそんな過去もあいまって
彼の反抗期は半端じゃなく憎たらしい。使う言葉とか態度とか、
お前はギャングメンバーか!!という調子です。
もちろん彼の複雑な育ちを考えるとまっすぐのびのびすくすくかわいらしく育つはずはないし、そんな過去を持っていないまっすぐ育ってるはずの子たちだって大変な時期はあるものだと思っています。が。まあいわゆる、特に問題もなく愛されて育った子供の反抗期を10倍から20倍にした感じと思ってもらえると嬉しいです。まじで憎たらしい~~!!と思いますがあえて無視して、ほめるところをみつけるようにしないといけませんね。
大変だね、がんばってるね、といってもらいたくて愚痴をこぼしておるだけです。すみません。笑
さて、子供の愚痴は置いておいて
南カリフォルニアやっとまともな雨が降りました。
今日一日降ったりやんだりを繰り返すらしいですが
おそらく300日くらい雨ちゃんと降ってなかったんでなんか気分が潤います。
今年はあったかい冬なので、2月とかまで咲かない花が開花したりしています。
さて、今日話題にしたかったのは、モナーク蝶。
モナーク蝶はカナダからメキシコまで渡る、渡り鳥ならぬ、渡り蝶。
模様がきれいで、ドワーーっと木に集まったりするので、北米、メキシコで人気の蝶です。
残念ながら数が激減しています。今年のカウントによると、そろそろEndangered Species絶滅危惧種に加わってしまうらしいです。なんか順番待ちらしくまだ加えられないそうですが。。。
- Under current conditions, the eastern monarch populations have about a 50-70% chance of reaching a point at which extinction is inevitable within 60 years. For western monarchs, the chances are higher, 60-68% within 10 years and 99% within 60 years. (記事元:No endangered listing for monarch butterflies as western count hits alarming low (mongabay.com) )
そんなモナーク蝶、私の中ではサナギがきれいすぎて、つい見とれてしまう蝶です。
芋虫は苦手ですが、モナークの子はまだ耐えられる。
うちの庭で冬を越すモナークは今までいなかったのですが、今年はあったかいからか、冬でも幼虫がいなくなりません。
モナーク蝶の幼虫はミルクウィードという植物しか食さないのですが、この写真にのってるのはトロピカルミルクウィード。植物屋さんでもよく売られています。しかしこのトロピカルミルクウィード、外来種です。毎年切り込まないと、モナークに蔓延するカビの病気を広げてしまいます。なのでもしモナーク蝶を庭で育てたかったら、半年に一回ほど地面から15cm-20cmの高さまで切り込んだほうがよいそうです。そうすることで病気を広げなくて済むそうな。
ちなみにうちの庭には在来種のミルクウィードも植えてあるんですが、こちらはなかなか弱く、食欲旺盛なモナークに十分なほど育っていません。今年の目標は在来種ミルクウィードを庭でもうちょっと育てることです。
そして3日ほど前、寝室の窓から外を眺めていたら、サナギがおっこちて地面に転がってるのを見つけました。二週間ほど前に木を刈り込んだので、その時におっこちてしまったのかもしれません。Youtubeでおっこちちゃったモナークのサナギを助ける方法、というのを見つけ、試してみました。
地面に転がっていたので少し汚れています。それでもきれいなエメラルドグリーンに、金色の点々。ほんとキレイなサナギです。
金の生る木の幹がつるつる過ぎて出てきたときつかまれないんじゃ・・・とつるした後に気が付いたので、近くなったら足が引っかかりやすいものを用意するかもしれません。ちゃんと蝶になれるかなあ。。。
そしてもう一つ発見。前に2日間ほど幼虫のままぶら下がっていて、死んじゃったかと思っていましたが、どうやら時間をかけてサナギになれたみたいです。
モナーク蝶は蝶になれる子は自然界だとすごく少ないようです。
だからサナギになった子を見るとうれしい。蝶になれるかどうか追って日記に残したいと思います。多分。
人間は美しい種類のものを守りたいと思う傾向が強いそうです。
きっと美しくないものでも絶滅していく種類もたくさんあるんだろうな。注目されにくいだけで。。
人間はどこまでこの地球にいることができるんだろう。
人間はとても強い種族で環境にたいする適応能力が他の種族と比べて半端なく高いですよね。
絶滅に向かう種類の生き物を見るとそんなことを考えてしまいます。
さて、最後にもう1つ独り言を。。
年末は日本では大掃除ですね。
アメリカにはスプリングクリーニングという習慣があります。
3月や4月の春休みにわーーっと掃除するのです。
それとともにガレージセールなんかをよく開きます。
私はというと、年末の掃除は、「今年はスプリングクリーニングにしよう。」と言い訳をし、
スプリングクリーニングの季節になると、「うん、私は日本人だし、年末に掃除しよう。」と言い訳するので
いっこうにきれいにならない我が家です。
さて、独り言をやめて、年末の帳簿付けに戻ります。
それではまた。