カリフォルニアの庭と黒猫と里子

庭・猫・健康・里子のことなど

モナーク便り 続き

 

モナークのサナギを毎日観察しながら見守っていたのですが昨日今日と相次いで蝶が出てきました。

 

 

しかし残念ながら 小さい方はOE という病気で羽が上手に広がりませんでした😢

弱々しく羽を広げて羽ばたくことができない、小さな数日の命、せめてお花の上でと思い、お花を摘んで掴まりやすいようにしておきました。のですが今日の夕方には姿かたちなくなっていたので、鳥やとかげに食べられてしまったのかもしれませんね。残念でした。


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もう一つ地面に転がっていて、デンタルフロスで吊るした子は順調にメタモーフォーシス(変態)をし、今朝気がついたら外に出ていました!


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少しずつ羽の様子がうっすら見えてきたのが4日前くらい


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今日の朝、朝日を浴びたさなぎ。孵化の2時間前です。気がついたらもう出てきちゃってて出てくる瞬間は見れなかった。。


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きれいな蝶です。健康そうだし強そう!

 

今日は予定があったので飛び立つまで観察できなかったのですが、午後3時半に戻ってきたときにはもう姿はありませんでした。無事に旅立ったことを願うばかりです。

 

モナーク蝶は一年のうち冬はメキシコ、またはカリフォルニアで冬を越え、夏はカナダの方まで北上するそうです。しかし1代でそれをやりとげるのではなく4代かけてそれをします。1代目はメキシコやカリフォルニアで冬を越えた世代。ここから3代かけてカナダ、ワシントン州やアイダホ州まで北上します。彼らの寿命は2~6週間で、すぐに次の世代を作ることが出きるそうな。しかし4代目のモナーク蝶はカナダや北の州から南のカリフォルニアやメキシコ(バハ・カリフォルニア)までたった1代で南下するそうです。この世代は8~9ヶ月いきるそうです。小さな小さな蝶が一匹で長距離大移動するその旅はどんなものなんだろう、と想像したくなります。さすがに蝶にカメラはつけられないですもんね。

 

 

今回蝶になった子はここで冬を過ごし、次の世代が北上し始めるのか、今年は暖かいからすでに北上している途中なのか。よくわかりませんが無事に生きて次の世代に繋がっていけるといいなあと思いました。死にゆく野生の動物を助けることはいいことなのかわかりませんが、今回は恐らく木の剪定で落ちちゃったと思われるのでよしとします。人間の大量生産を目的とした農薬の大量使用、繁殖するための土地が開発され、なくなっていったミルクウィードの減少がモナーク減少の主な原因と言われています。鮭や鮎を放流するようにモナークを助けようとしてる人たちもたくさんいるんですけどね。

通常春に多いモナークの訪れ。春に十分なミルクウィードを供給するため近々また在来種のものを植える予定です。

さて新年今日が仕事始め。

頑張らねば!!!

 

剪定して新しくマルチを加えた庭です。雨も降って気持ちがいい!


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暖冬の庭から、モナーク蝶便り。年末の独り言含む。

最近うちの息子もろ反抗期です。

 

虐待やら里子やらそんな過去もあいまって

彼の反抗期は半端じゃなく憎たらしい。使う言葉とか態度とか、

お前はギャングメンバーか!!という調子です。

もちろん彼の複雑な育ちを考えるとまっすぐのびのびすくすくかわいらしく育つはずはないし、そんな過去を持っていないまっすぐ育ってるはずの子たちだって大変な時期はあるものだと思っています。が。まあいわゆる、特に問題もなく愛されて育った子供の反抗期を10倍から20倍にした感じと思ってもらえると嬉しいです。まじで憎たらしい~~!!と思いますがあえて無視して、ほめるところをみつけるようにしないといけませんね。

 

大変だね、がんばってるね、といってもらいたくて愚痴をこぼしておるだけです。すみません。笑

 

さて、子供の愚痴は置いておいて

 

南カリフォルニアやっとまともな雨が降りました。

今日一日降ったりやんだりを繰り返すらしいですが

おそらく300日くらい雨ちゃんと降ってなかったんでなんか気分が潤います。

 

今年はあったかい冬なので、2月とかまで咲かない花が開花したりしています。

 

さて、今日話題にしたかったのは、モナーク蝶。

モナーク蝶はカナダからメキシコまで渡る、渡り鳥ならぬ、渡り蝶。

模様がきれいで、ドワーーっと木に集まったりするので、北米、メキシコで人気の蝶です。

 

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実際に集まっているのを見たことはないけれどカリフォルニアには多数モナークが冬に集まる場所があります。

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庭で育つモナークの幼虫

 

残念ながら数が激減しています。今年のカウントによると、そろそろEndangered Species絶滅危惧種に加わってしまうらしいです。なんか順番待ちらしくまだ加えられないそうですが。。。

そんなモナーク蝶、私の中ではサナギがきれいすぎて、つい見とれてしまう蝶です。

芋虫は苦手ですが、モナークの子はまだ耐えられる。

うちの庭で冬を越すモナークは今までいなかったのですが、今年はあったかいからか、冬でも幼虫がいなくなりません。

 

モナーク蝶の幼虫はミルクウィードという植物しか食さないのですが、この写真にのってるのはトロピカルミルクウィード。植物屋さんでもよく売られています。しかしこのトロピカルミルクウィード、外来種です。毎年切り込まないと、モナークに蔓延するカビの病気を広げてしまいます。なのでもしモナーク蝶を庭で育てたかったら、半年に一回ほど地面から15cm-20cmの高さまで切り込んだほうがよいそうです。そうすることで病気を広げなくて済むそうな。

 

ちなみにうちの庭には在来種のミルクウィードも植えてあるんですが、こちらはなかなか弱く、食欲旺盛なモナークに十分なほど育っていません。今年の目標は在来種ミルクウィードを庭でもうちょっと育てることです。

 

 

そして3日ほど前、寝室の窓から外を眺めていたら、サナギがおっこちて地面に転がってるのを見つけました。二週間ほど前に木を刈り込んだので、その時におっこちてしまったのかもしれません。Youtubeでおっこちちゃったモナークのサナギを助ける方法、というのを見つけ、試してみました。

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金の生る木にデンタルフロスでつるしてみました。万が一落っこちちゃった場合を考え、下にはやわらかい布を敷いてあります。

地面に転がっていたので少し汚れています。それでもきれいなエメラルドグリーンに、金色の点々。ほんとキレイなサナギです。

金の生る木の幹がつるつる過ぎて出てきたときつかまれないんじゃ・・・とつるした後に気が付いたので、近くなったら足が引っかかりやすいものを用意するかもしれません。ちゃんと蝶になれるかなあ。。。

 

そしてもう一つ発見。前に2日間ほど幼虫のままぶら下がっていて、死んじゃったかと思っていましたが、どうやら時間をかけてサナギになれたみたいです。

 

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この子はサイズがすごく小さいです。ちゃんと蝶になれるのだろうか。。。と毎日観察してます。

モナーク蝶は蝶になれる子は自然界だとすごく少ないようです。

だからサナギになった子を見るとうれしい。蝶になれるかどうか追って日記に残したいと思います。多分。

 

人間は美しい種類のものを守りたいと思う傾向が強いそうです。

きっと美しくないものでも絶滅していく種類もたくさんあるんだろうな。注目されにくいだけで。。

 

人間はどこまでこの地球にいることができるんだろう。

人間はとても強い種族で環境にたいする適応能力が他の種族と比べて半端なく高いですよね。

 

絶滅に向かう種類の生き物を見るとそんなことを考えてしまいます。

 

 

 

さて、最後にもう1つ独り言を。。

年末は日本では大掃除ですね。

アメリカにはスプリングクリーニングという習慣があります。

3月や4月の春休みにわーーっと掃除するのです。

それとともにガレージセールなんかをよく開きます。

 

私はというと、年末の掃除は、「今年はスプリングクリーニングにしよう。」と言い訳をし、

スプリングクリーニングの季節になると、「うん、私は日本人だし、年末に掃除しよう。」と言い訳するので

いっこうにきれいにならない我が家です。

 

さて、独り言をやめて、年末の帳簿付けに戻ります。

それではまた。

 

バイデンさんの勝利 4年間を振り返って

アメリカ在住20年の私ですが、いまだに市民権は獲得していません。

日本は二重国籍を許してくれるわけではなく、旦那が死んじゃったらこの国に家族のいない私は大好きな家族がいる日本に帰る気満々なので、パスポートを手放す勇気がないのです。

 

なので選挙権がないので、ワーワー言うなという気もしますけれど

 

ここまでアメリカの選挙に真剣になったことがかつてあったでしょうか。

バイデンさんの勝利が確定し、心底ほっとした自分に驚きました。

あーこの4年間やっぱきつかったんだ!

 

アメリカに住んできた身としましては

 

この過去4年間は自分の肩身が狭く感じられ

人種差別の被害をうける可能性を覚悟し

減らされていくアメリカの素晴らしい国立公園や国立森林を悔しい思いで見つめ

堂々と人種差別を主張し白人至上主義を掲げる人間たちを見て怖くなり

高くなっていく生活費に対してあがらない給与にあくせくし

社会の税金に頼って暮らす貧困層の増加と暮らしぶりを見つめ

大きな町で増えていくホームレスと、町に流れる不穏な空気を感じた4年間でした。

 

実際に食べることには苦労しなかったし

白人の友達は生活が向上していたし( 建築や不動産業の人が多い。オバマ時代はけっこうみんな大変そうだった)

医療系の私たち夫婦は少しきつくなったものの、ほぼ今までと変わらない暮らしをしたと思います。

 

でも何かが違ったのです。

それはたぶん意識であり目には見えないけど感じる空気であり。

 

 

選挙が近づくにつれ、町に唯一ある銃専門のお店には毎日行列ができていました。

 

パンデミックが始まってからしばらくはアジア人というだけで嫌がられることもあったし

 

格差が広がっていく様子を見ながら、このままアメリカに住むことに恐怖を感じていたし、戦わなくては・・・という気持ちであったことは確かです。

 

 

ニュースは見ないようにしていたし、テレビもつけていなかったけど、どこからか耳に入ってきてしまう国のリーダーが放つウソと暴言は、自分では気を付けていても影響されていくものだと実感しました。

 

自分と全く違う考えの人たちが自分の上に立つということは、なかなかに心苦しいことであることがよくわかりました。オバマ政権下ではそのように思っていた人たちが反発してトランプみたいな人が上に立つ事態になったのでしょうが。。。

 

トランプ政権の意味はなんだったのでしょう。

声を聞かれなかった白人たちの声が聞かれたこと。

人種差別の問題が表面にでてきて、たくさんの議論が交わされたということ。

国民の政治への関心と参加があがったこと。

 

前に進むために必要だったのかもしれません。

 

アメリカは面白い国です。

いろいろな考えをもった人が集まって

全く同じ思いを持つということはありえないけれど

Unitedという言葉を大切にしている国ではあります。

それがなければまとまらないものね。

 

人種を超えて個人が集まり、かつ個性を受け入れて尊重して一緒にやっていくという課題は人類の究極の課題だと思います。その実験がアメリカ。なのかな。笑

 

 

私はたくさんの人種が集まって一緒になることが好きです。

だからこの国が分断ではなくまとまっていく方向性に舵をきっていくのはうれしいし、自分の子供が育つ国というのはそういうところであってほしいと思っています。

(アメリカが一番いいとか思っているわけではないですよ!!ただ他の国にいって、恥ずかしいと思う程度が減ると思います。トランプ政権下ではヨーロッパ人にいろいろ言われました。笑)

 

どの国も支配層というのは存在するし

人間が社会的動物であるかぎり、差が出るのはしょうがないこと。

 

 

今回で明るみに出た根強い白人至上の考えや人々

彼らとこれからも相容れるのは難しいのでしょう。

 

でもやっと女の副大統領、しかもジャマイカ人とインド人のハーフであるカマラさんが副大統領になったことは大きな前進の一歩だと思います。

 

人間はみな平等であるはずだというめちゃめちゃ高い目標は

達成できないかもしれないことだけど、捨ててはいけない目標。

 

アメリカに20年いてやはり下に見られたりすることを経験している私としては

次世代の子供たちにとってそれがもっと平等なものであるように願うばかりです。

 

少しこの国で住んでいくことにまた自信が出てきた朝です。

 

はあ。よかった。

 

まさにこの人が言ってくれたことに同感です。

 

youtu.be

南カリフォルニアでは今日の朝、今期の初雨がふりました。

空気が爽やかで気持ちがいいです。

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短くても8か月ぶりに降った雨のあとは植物が喜んでいるように見えます。

 

 

 

 

 

 

 

アプリコットの木

うちの庭にあるアプリコットはなかなかのサイズで、庭の中心になっていました。


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今まで庭に気持ちのよい木陰を作ってくれていたよい木でした。数年前から花の付きが悪くなり、幹からは樹液が出てくるようになっていましたし、根本にはこぶ病みたいなものもでき始め。。

 

今年はもう花は咲かさないのかと思いきや、数年ぶりに大量に花を咲かせ、実をたっぷりつけてくれたので、もしかしたら大丈夫かと期待してたのですが。。


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まだまだ元気と思ったのもつかの間、たわわになった実は枝についたままどんどん腐っていってしまいました。

 

最初は私がちゃんと間引きをしなかったからかなあなんて思っていたのですが、放っておいたら実がそのまま腐ってカビがそこから枝に広がってしまったのです。

 

夏のガーデニングは私はあまり好きじゃないのです。

なんせ夏は乾期の盛りなのでチリホコリがすんごくて。

 

もともとアレルギー性鼻炎があり下手すると喘息みたいにゼーゼーしてしまう私はこの時期は荒れ放題になる庭を見てみないふりしてやり過ごしていたのですが。。。

 

しかしカビにやられて見るからに弱ってきた木を見て、これはヤバイ、とネットサーチ。どうやらこれはBrown Rotというカビの病気らしかったのです。

 

どうしようと迷っているうちに、どんどん木が葉を落とし始めてしまいました。先っちょの枝からみるみる枯れていきます。

 

これはまじでヤバイと思って、樹医をネットで探して診断に来てくれるか頼みました。

治せるのか、それとももう無理なのか。

 

今回来てくれた樹医はしっかりと植物の知識がある人でした。木を見るなりこれはいつ頃からですか、ここに病気のサインが出てますね。と診断を始め、樹皮ももう元気がないですし、これはかなり長い間病気だったと思いますよ。もう助けるとか言う段階ではないので放っておいたらそのまま枯れます。もうこれは助かりませんね。免疫ももう落ちていたのでBrown Rotにもかかったんでしょう。

 

と診断を下してくれました。そしてどちらかというと庭のオレンジの木の放っとかれ度が気になったようで、虫のダメージがひどいしこれは治療しないとダメですよ。とダメ出しされました。

 

まあオレンジは置いておいて。。。

(今年はどの木も夏の間になんかすごい成長をして剪定が追い付かなかったのです。去年の秋にやった剪定じゃ足りなかったようで、葉が混みあいすぎて害虫やネズミが来てしまったのです。。。。)

 

まあそんなわけで

今日アプリコットの木が最期を迎えます

木が大好きな私としては悲しいですがもう仕方ありませんね。昨日は周りを掘り返して今日のために地中にある灌漑のチューブを外に出す作業をしました。

 

 

この1週間火事で空気が悪かったのですが昨日は久しぶりに青空が少しだけ見えたのでホコリと公害予防にマスクをしながらやりました。暑かったけど久しぶりにさわる土仕事は楽しい。。

 

でもアプリコットの木とはお別れです。今までありがとうとお礼を言いました。

 

樹医さんもこの木は推定25~30歳だと思いますよ。といっていたのでやっぱり寿命なのかもしれませんね。私たちがもうちょっとちゃんとしたケアをしてあげてればもう少し長生きしてたのでしょうが。

 

この木は病気だったため、今幹と根っこを掘り出したところに新しい木を植えてもすぐに枯れてしまうと言われました。

 

だからしばらく木を植えないでみようかと思っています。木の代わりに息子が基地をつくれるように小さな見張らし小屋みたいなのをたてようかと旦那と話しています。そんなので遊んでくれる年齢もあと3~4年でしょうから、その後に新しく木を植えようかと話しています。

 

ちなみにあまりにも最近庭を無視していたので心配だったのですが土は元気そうでした。そういえば土を掘り返す作業なども全然してなかったと反省。土を掘り返して植物などの古い株を取り除いてあげると植物たちが少しキラキラするような気がします。

 

私はプロじゃないのでわかりませんが、庭の土は固くなくてフワッとしていて、菌や昆虫、腐葉土とまでは言いませんが有機物が含まれている土が出来上がっていました。

 

最初引っ越してきたときかっちかちの土だったので、まるで林に来て土を掘っているみたいで、子供の頃雑木林でよく遊んだ思い出がよみがえりました。

 

庭に自然を持ってくるっていう当初の計画は、完璧ではないですが少しずつ進んでるかなと思います。でも健康な土と植物を保つには植物のリズムと一緒に、柔軟に、でも勤勉に庭仕事しないとなあと反省しました。植えたものが育ってほしいように育てるより彼らにリズムにあわせて庭のデザインを変更していく。そんなガーデニングができたらなあと思うのです。

 


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野生っぽい庭の土。


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たったまま枯れてきているアプリコットの最期の姿。ごめんよ~。今までありがとう~😿

庭に来てくれてる鳥たちもしばらくは寂しいだろうなあ。。。

 


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この頃は元気だったな

 

養子手続き終了 コウノドリとオランダへようこそ

(養子が8月10日に確定し正式に里子が我が子になりました。

里子と養子の道のりに関してはもっともっと書きたいことがあるので別ブログで始めます。これと同じ記事を載せて、そこから振り返りながらまとめていく予定です。こちらのブログでは子供に関してはこれを最後にします。そろそろガーデニングブログも少しずつやりたいので!)

 

 

 

私にはここ約3年間避けていたことがある。

 

それは漫画・コウノドリを読むこと、またはコウノドリのドラマを見ることである。

 

私には漫画好きの姉がおり、気に入った漫画があると教えてくれる。

 

 

海外からもネットで買って読めるようになったのはほんとありがたいことで、よく買って読んでいる。漫画を読むのは私のホームシックには良薬なのだ。もちろん日系マーケットに行って日本のお菓子を買って食べるのも大事だけれども。

 

 

随分前から姉には薦められていたコウノドリ。

表紙を見ただけでわかる。これは赤ちゃんや赤ちゃんを産む人、産科の話だろうと。 

人が妊娠して子供を産む話をどうしても読む気になれなかったのが、2年半里子として育てていた子供が養子となった今、ようやく読む気になったのだ。その気分の変化には私自身も驚いた。

 

 

私たち夫婦は不妊症だ。

いろいろなことを経て、ここまできてやっとこの作品に触れられる気になった。

 

 

結果、はまった。

 

この1か月間寝る間を惜しんだり、子供をテレビ付けにしたりしながら(だってどこへも行けないし~とダメ母な自分に言い訳しつつ・・・)コウノドリ全巻読んだし(ちなみに漫画はかなり早く読めるので二日間の夜更かしで全部読んだ)

ドラマの方は時間かかったけどこれも全部で2週間ほどかけて夜更かししながら全部見た。

 

特別養子縁組の回では特別に涙が出たし

赤ちゃんを妊娠して無事に産む人たちの映像を見ても傷つかず、むしろ感動していちいち涙した。

 

 

不思議だ。

 

里子を里子として育てている間はどうしても見る気になれなかったのに。

 

養子は自分でおなかで育てて、痛い大変な思いをして産んだ子供ではない。私の子供は4歳と大きくなってから来た子だし、赤ちゃんの頃の彼を私は知らない。

 

 

私はこれが自分の道だとやはり納得したのだろうか。自分でもいまいちよくわからない。いろいろ大変なことを経験する人たちの話が多いからというのもあると思う。妊娠したこともない私は流産や死産のつらさは想像すらできない。

 

 

ドラマはドラマだから登場する旦那たちもなんだかんだいい人が多いし、お医者さんもいい人たちで熱意がある人ばっかり。きれいにまとめられてるし、感動するように作られてるってわかってるけど、それでもちゃんと妊娠と出産が当たり前に安全ではないこと、奇跡であること、社会問題や実際の子育てのつらさなども描いてくれているし、とてもいい作品だと思った。

 

 

最後まで全部見たくてシーズン1も2も見た。

それで最終回でまた涙が出た。

特に最終回にグッと来たのにはわけがある。

 

 

最終回に紹介されるダウン症の子供を持った親が書いたという、オランダへようこそ、という詩。

 

オリジナル英語版はWelcome to Holland.

 

妊娠して子供を待つ間のワクワクを、イタリア旅行を楽しみに計画することに例えた詩だ。

 

イタリアではこうしたい、ここにいくぞ、とワクワク楽しいことを想像しながら準備する。ついに旅行の日になってイタリアに向かったのに、ついてみたらオランダだった。

そしてあなたはここにいないといけない、と言われる。

もしイタリアに行きたかった、イタリアに行くはずだったのに、イタリアだったら、とずっと悲しんでいたら、オランダにあるきれいな風車もチューリップも、レンブラントの絵画にも気づけないかもしれない。オランダの良いところを楽しめないかもしれない。

 

というような内容の詩だ。

(たくさんネットに本文があるので興味がある方は検索してみてください。)

 

障害がある子をもつ親に向けて書かれたのだと思うが、悩みは小さかれ大きかれ、子育ては思ったようにいかないもの。誰にでも響くものがあるかもしれない詩だ。

 

 

私たちは子供が欲しくてもできなかった。不妊歴12年だ。けっこうな年月だ。

たくさんの人に出会って、里子・養子の道を行きなさいと言われた気がする私たちにとってもウンウンとうなずくものがある詩だ。

 

さらにグッと来たのにはもうちょっと理由がある。

私たちはこの詩の通り、オランダへ行ったことがある。

 

私の旦那はイタリア系だ。

付き合いだしたころからずーっと、一緒にイタリアに行きたいね。と言っているがまだ叶っていない。

 

里子を迎え入れる前年の2017年。姉が出張でドイツに行くという連絡をしてきた。

その時、私も行きたいな~。今ヨーロッパに行ったらどれくらいかかるかな~となんとなく検索したら意外と安いチケットが見つかったのだ。

 

それで旦那に言った。

ねえねえ、お姉ちゃん仕事でドイツ行くって言ってるんだけどさ、同じ時期に行って合流してちょっとヨーロッパ旅行しない?と。

 

ヨーロッパも地中海沿岸にしか興味がなかった旦那。とくにイタリアには前から行きたがっていた旦那は、え~、せっかくヨーロッパ行くならやっぱりイタリア行きたいじゃん。と消極的だった。

 

でも飛行機代は地中海沿岸の国は極めて高く、倍くらいした。

 

ドイツは私は以前にいったことがあってすごく気に入ってたので、いいじゃん、ドイツ楽しいよ。一緒に行けたら楽しいし。アイスランドから入るとめっちゃ安いチケットあるんだよ。と旦那に見せると、少しずつ乗り気になっていった。

 

まあそんなわけで計画を始めて、アイスランド、デンマーク、ドイツ、オランダを回る旅をすることにしたのだ。

 

夢のイタリア旅行ではない。旦那と一緒に、彼のおじいちゃんが産まれ育ったアマルフィ海岸の町へ行く夢の旅行ではなかったんだけど。イタリアでおいしいものをたくさん食べて美しいものにたくさん触れてローマ帝国の歴史を感じる夢の旅行ではなかったんだけど、結果北ヨーロッパへの旅行は新しい発見がたくさんあって、ものすごく良い旅になったのだ。

 

そして特に私たちが気に入ったのがオランダだったのだ。移住したい、と思うくらい。家の値段調べたり、ビザや言葉のこと教育システムのことなど調べちゃうくらい、気に入った。オランダで出会った森では美しさに涙を流した。

 

そんなことがあったので、この詩は特にグッと来た。

 

私が思い描いた人生は全く違う方向へ行った。

 

この道を行くからこそ見えてくるものがきっとあると信じていたい。私たち文化も生物学的な特徴もまったく違う3人が一緒に生きていくことに意味なんてないのかもしれないけど、私たち3人それぞれの人生、少しでも生きててよかったって思えることが多くなるように、願っている。

 

 

このオランダへようこその詩。コウノドリを見てからちょいと検索した。そしたら、これを読んだ、難しい障害をもつ子供の親が書いているブログが出てきた。彼女はこの詩に対しては少し否定的で、そんなノンキなこといってられなくて複雑な気持ちになると言っていた。だって実際難しい障害がある子への子育ては「ただ違う場所なだけ」とか、「のんびりした場所」なんていうこの詩とは少しずれがある。PTSDをもつ私の子供も同じだ。汚くて見たくない社会の闇を垣間見ることがあるからだ。唾をはかれ、髪の毛をむしりとられてるときにそんな呑気なこと言ってられない。でもその時彼女はこの俳句に出会ったといっている。

 

江戸時代の俳人水田正秀

「蔵焼けて さはるものなき月見哉」

私の蔵が焼け落ちた。ああ、これで月がみえる。。。

 

うん。これもしっくりくる。

思い描いたものが崩れ去って初めて気づくことがある。初めて見えることがある。

 

 

私は里子を受け入れてから暗くてつらい時間をたくさん過ごしてきた。でも今、私の人生の目的と目標が見つかったような気がしている。

 

単なる思い込みなのかもしれないけど。

 

 

養子の手続きが全部終わってから書こう書こうと思っていても、気持ちがまとまらなくて書けなかった。

 

でもなんかコウノドリのおかげで少し気持ちがまとまった気がしている。

 

私やっぱり、ドラマや漫画に簡単に影響される単純思考なんだな。笑 

気楽に、やっていこう。

 


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 美しさに涙が出たオランダで出会った森

社会の格差 : 優遇された白人とそうじゃない人たち

黒人差別の話がたくさん世の中に出回り、今まで気づいてなかったり無視していたりした差別や格差が前より浮き彫りになっている気がします。差別される側であっても差別する側であっても、目に見えてしまう今日この頃。自分も前より確実に意識するようになりました。今までどれだけ私は自分の無知を無視していたのでしょうか。

 

長くてうまくまとめられていませんが、アメリカに住んで20年。白人と結婚して黒人の子供の里親になり、地域で子供に係わる仕事をしている私なりに感じていることを書き留めました。

 

 

優遇された白人と結婚するということ

白人の旦那と付き合い始めた12年前。周りの私に対しての扱いが変わったことを覚えています。入りにくいなあ~って思ってたレストランなんかも旦那と一緒だと平気で入れたり、ウェイトレス・ウェイターからの扱いがずっとよくなったのをはっきりと感じました。付き合う前はアジア人が多い場所が自分の行動範囲でしたが、白人と付き合い始めて行動範囲が広がりました。

 

旦那は私の大切な人生のパートナーですし、もう12年一緒にいますし、ここまで来ると白人として彼のことを見るとかあまりないです。夫婦としての日々が日常と変化した今、自分の生活が旦那といることで変わったこともすっかり忘れていました。旦那の家族は白人の中でもブルーカラー、労働者階級の人達なのですが、それでもこの世界で最も優遇された位置にいる種類の人間なんだった、と今回のことで再確認させられました。

 

私は博士課程までこの国で勉強したし、資格もとって今までやってこれたから、ある程度の自信みたいなものはあったのです。でも実際は私がここまでやってこれたのも、安全な地域に一軒家を構えられたのも、旦那が白人でこの地域出身の人だからということが大きいことを気づかされて、恥ずかしいことですがそれに気づいてなかった自分に情けなくなった次第です。 

 

 

 仕事で感じる社会格差 

 

Covid19のロックダウン以来、クリニックに来たがらない人が増えて家に来てくれと頼まれるようになりました。今までクリニックに来ていた子供を家庭訪問で何人か診ています。患者の住んでいる家や地域を実際に見るようになり、アメリカの超格差社会をもっと身近に感じるようになりました。

 

たとえば最近湖沿いに新しい家を買った白人夫婦。子供には発達障害があるのですが、かわいい服や靴がたくさんクローゼットにしまってあり、発達をうながす良いおもちゃもたくさんあり、完全に改築された家は美しく豪華で、両親や祖父母の愛情を一心に受けて育っています。リビングとキッチンが一体になった広い一階は大きなガラス越しに湖が望め、テラスには湖を眺めながら入るプールにジャグジーがあります。とっても親切な家族ですが、一方で会話は新しく買うテスラのことだったり、ボートだったり。子供の世話はナニーに頼っている部分もあります。ハウスキーパーや、庭師以外の非白人をそのコミュニティーで見かけたことはありません。

 

その家の後に訪問するのがヒスパニック系が多い町。 

患者の家の前で車を止めるとき、私は必ず貴重品をグローブボックスに入れて鍵をかけ、外からカバンが見えないようにしています。家はフェンスで囲まれ、庭の芝は枯れています。家の中はおばあちゃんがきれいにしているので、最低限のものはそろっていますが、とても狭い。うちから20分の運転でそんな地域になります。白人はドラッグやってそうなホームレス以外、ほとんど見ない地域です。 

私にはもう一人この地域の患者がいて、その子の母親はシングルマザーで障害があるこの子を育てています。おもちゃもないし、ろくな食べ物も食べてない、いつも心配になる二人です。でもママは一生懸命で、彼女の愛は大きくて。

 

家族の愛は一緒だと感じます。

 

発達障害があるであろう赤ちゃんに、障害を乗り越えて元気に生きていってほしいと願う気持ち。可能性を最大限に広げてあげたいと思う気持ち。

金持ちであろうが貧乏であろうが、社会の高いステータスにいようがいまいが同じだと感じます。

 

そして地域も家もすんごい差なんですけど、子供たちにはなーーーんの違いもないんですよね。子供は子供。赤ちゃんや小さな子供は自分の家にいいおもちゃがあるとかないとか、自分が恵まれているか恵まれていないかなんて知らない。愛情と世話を受けていれば大丈夫だから。

 

でも大人から見るとすごい貧富の差で、そして貧富の差は肌色の差に明確に分かれている。

 

働いても疲れててもお金がはいってこない、十分なものを買ってあげられない親たちと、たくさんのものを持っている優遇されている白人たちを交互に訪ねるとやっぱり違和感を感じずにはいられなくて。

 

どちらが幸せかというとそれはまた全然別問題なんですが、ただ、子供の可能性を広げてあげるにはやはり優遇された立場にいるほうが優位なわけです。

 

偏りすぎているそのWealth、やはりおかしいよ。。と思ってしまうわけです。

 

 

里子の兄

そして貧困層の里子の家族の話です。

自分の里子が来たところです。

何世代の積み重なるトラウマ、精神疾患、ドラッグ中毒などで負のサイクルにはまった人間たち。そこから抜け出すのは容易なことではありません。

 

里子には18歳のお兄さんがいます。

里親家庭を転々として、問題を起こしながらも高校を卒業しました。彼がもらわれることはなかった。彼を養子にしてくれる家庭は現れなかった。18歳を過ぎた今彼は里親システムから放り出され、いとこのうちの転がりこんで一緒に住んでいるそうです。

そしてそのいとこや彼がみんなで一緒にテキサスに引っ越すことになったと聞き、最近彼らの家の前で撮った写真をもらいました。 

 

18歳のお兄さんは里子とこれからもコンタクトをとりたいと言っていたらしいので、電話番号をあげました。そして、「里子はあなたのことをよく話しますよ。電話してくれたらつなげるからいつでもしてくださ」、とテキストを送りました。里子はお兄さんと話したくて一生懸命留守電にメッセージをのこしました。

「電話していいかわからなかったけど話したかったから電話したよ。会いたいよ。」と。 

頑張ってメッセージを残す我が子の言葉と姿にせつなくなりました。 

 

お兄さんから返信はありませんでした。

 

里子にはこれまた別の家庭に養子にもらわれた他のお兄さんがいるのですが、そのお兄さんの養母は彼らと引き続きコンタクトをとっており、うちの里子が安定している良いおうちにもらわれたということをこの18才のお兄さんに伝えたと言っていました。

 

里子が”安定したよいおうち”にもらわれたと知って、それを邪魔したくないという思いなのか。

それとも黒人じゃない家庭にもらわれたことに怒りを感じたり、黒人じゃない私たちとはつながりを持ちたくないのか。それとも一緒にたいして住んだこともなかった弟に対してそれほど思い入れはないのか。。彼の気持ちはわかりません。

 

送られてきた写真は、いとこ家族とお兄さんがみんなで並んで家の前で撮っているものでした。

見るからに貧しい家。

 

お兄さんの笑顔は私の里子と目元のやさしい感じが特に似ています。

でも里親のところにいた時より、やせほそっていて、顔色が悪いのが心配です。ドラッグをやっているのじゃないかと思ってしまいます。

 

彼に連絡先を教えたことに不安がないわけではありません。彼は確実にたくさんのトラウマを抱えて生きている人間だから。

ここから這い上がってほしいし、里子と健全な関係を気づいてほしいとも思う。でもそれが社会的にできにくい構造になっている。

彼のことを思うと心苦しいし心配だし、これから里子とどう関わっていくのかも正直心配です。私たちは優遇された場所にいるから。お兄さんは里親システムのなかで、孤独を感じながら育ってきた。親に傷つけられ一生信頼することができる大人に出会った確率は、養子にならなかったことを考えると非常に低い。その場所から、たった18歳の黒人の男の子に這い上がって仕事見つけてしっかりと働けっていっても非常に難しいはず。心苦しいです。

 

 

今色々な議論がされています。

 

このままではいけないと思っている人もたくさんいれば、関係ないと思っている人たちもたくさんいる。分断をひどくする方向に走っている人もいれば、歴史をしっかり勉強して勝者にとっての歴史ではない、偏らない理解をしようとしている人たちもたくさんいます。

 

誰が個人的に悪いとかいうわけじゃないし、私が生きている場所を後ろめたく思うことも間違っているような気がするのですが、私たちは自分のいるところを再確認しなくてはいけない。優遇されている立場の人間は意識を変えないといけない。程度は違うけどやっぱり優遇されていない立場の人間を応援していかないといけないと思うのです。

 

格差の大きい社会でいろいろなサイドを見てかかわりを持つというのは疲れるものだと思います。私はこの1ー2ヶ月ぐったりと疲れました。

 

自分にとって楽な場所から出たくなくなるのは当然なことだと思います。その方が楽ですもん。

 

しかし私は里親になるという選択をしちゃったことで、私の小さな世界から出ていかなくてはいけないと感じています。この生き方を選んだ以上、格差を無視してこれ以上生きちゃいけない。

 

黒人差別について、いろいろな人の感想などを読み、黒人が犯罪を犯すからしょうがないとかの意見もたくさんみました。この二人の意見を聞くと少し見方が変わるのではないかと思います。違う立場の人の声を聞くことは必要です。

 

https://www.youtube.com/watch?v=v4amCfVbA_c

https://www.youtube.com/watch?v=llci8MVh8J4

 

時間も翻訳の才能もないので日本語に訳せてませんが、しかも字幕をどうやってつけるのかとか知らにゃいので。。。英語がわかる方はぜひ見てほしいビデオです。

 

私は二個目のキンバリーさんの、「We don't own anything!!」と叫ぶ姿が印象に残っています。

 

お時間があったらぜひ。

 

そしてこの本はなぜ、白人と差別に対して語り合うのが難しいかを理解するのに役に立ちました。ほんっとーに白人と人種差別について語り合うのは難しいです。何回か試みたけど一瞬で会話が終わります。笑

白人にはぜひ読んでいただきたい本ですが有色人種にも、ああそんなわけなのねえ。と理解が深まるかもしれません。でも、もういいようちらはそんなの知っとるわ!と言いたくなる部分もあり。。。でも読んでよかったと思います。旦那とのすれ違いもなんとなく理解できた気がします。それに自分も日本ではマジョリティですから自分の意識も少し変わったように思います。

 

私個人の体験と感じていることをつらつらと書いてしまいましたが長々と読んでいただいた方、ありがとうございます。

 

不安定な世の中、思うように行き来できない世の中ではありますが、皆様の体と心の健康が守られますように。

里子が来て2年と4か月

Covid19のせいで考えることが増えた今日この頃です。

 

仕事は半分に減り、収入的にはきついのですが私はこのペースが今実はかなり気に入っています。

 

ご飯をしっかり作る余裕があり

ガーデニングをちょこちょこする余裕があり

週末にしっかりと家族で時間を過ごす余裕があり

 

仕事をちょっとできて

子供と離れる時間もあって

じっくりと考えることができる時間がある。

 

なんて最高の贅沢ではありませんか。。。。

 

なんて言っていられるのも、今のところお金が減ってきてないからでありまして

 

先延ばしされた確定申告の期限も迫っていますし

お金払わないといけませんし

収入減ってますし

仕事先の賃貸停納してますし(爆

正直これから3か月先が恐ろしい。。。と思ってはいるのですが。

 

 

 

さて里子の養子の最終手続きも近くなってまいりました。

里子が来て2年と約4か月。

 

4月に終わると言われていたのが、コロナのおかげで6月後半に伸び、そしてさらに伸び、おそらく8月。もしかしたら秋になってしまうそうですが。。。

 

今いろいろありすぎて、頭が爆発しそうな私です。

 

 

里子を受け入れて

 

トラウマについてたくさん学ばせてもらって

 

人間の心理もたくさん学ばせてもらって

 

たくさんの人の教えや助けを受けて

 

人種間の摩擦や社会の問題に対しても考えさせられて

 

旦那との関係を再構築させられ

 

この2年と4か月

 

正直人生で今一番たくさんのことを学ばせてもらったと思います。

 

自分の情けなさ、足りないところを目の前に突き付けられ

 

自分がマイノリティで外国人だということをつきつけられ

 

自分に子供ができないということを見つめ

 

社会の負を里子を通して感じました。

 

 

 

正直つらかった。自分で決めたこと。

受け入れると決めたこと。なんて浅はかな決断だったのかと正直思います。

 

私は何にもまったくわかっていなかった。

 

 

いまでもそうです。いまでもわかってない。

 

里子に申し訳なくていっぱいになります。

 

 

ただでさえ、めちゃくちゃ大変な乳児期、幼児期を過ごしたのに

こんなに足りてない親でごめん。と本当に思います。

 

でも彼がもう大事な子供であることは変わらず

たまに逃げ出したくなることもたくさんあるけれど

彼もここにいたいと言ってくれている。

 

もう家族になっています。

 

 

変な家族だけど。肌の色も文化もバラバラ。

ぶきっちょだし、疑い深いし(旦那と里子)

私は丸のみしすぎるし。

 

でも人間として親としてカップルとして、自分たちだけでは絶対にできなかった成長をさせてもらいました。そして今でもこれからも成長させてもらえると思っています。

 

 

最近養子が近づいてきているので心の準備のために里子に話すようにしています。

そうすると今日も昨日も、いきなりスーツケースを持ち出して外を歩きだした里子。

 

あれ、どこかおでかけ?

 

と聞くと、きまずそうに

 

「僕、家出て違うとこ探すから。。。。」

といいます。

 

そういうこと言われると自信のないあほちんな里親の私は、私じゃやっぱりだめなのかな。。。と思ってしまいます。

 

んでも彼が聞きたい言葉は

「何いってんの、あなたのうちはここでしょ。どこにも行ってほしくないよ。」

そして抱きしめてもらうこと。

 

そういう風にいってもらいたくてこんなことしたの?って聞くと、

素直に、「うん」というあたりまだまだかわいい7歳です。

 

でもきっと心の中に、出たい気持ちもあるのかもしれません。

生まれてきた家族、肌の色が同じ家族、文化を共有する家族、友達に、「え、あの人がママなの?」と言われなくてすむ家族。。。それを求めたいと思う気持ちはあるだろうし、当たり前の気持ちだと思います。

 

だから、ずっと家族でいてほしいよ。どこにも行かないで。と伝えると同時に、そんな気持ちを持っていてもいいよ。と。いろんな気持ちがあって当たり前だからね。という話もしてはいます。

 

 

異文化間、異人種間の養子は難しいといわれています。でもアメリカでの異文化間の養子はものすごく頻繁に行われています。その背景には子供を養子にする余裕のある家庭は白人に多いということがあるのですが。

 

アメリカ人の特に白人は、養子の文化背景、人種の違いを無視する傾向にあるそうです。(これはセラピストたちから聞く話であってリサーチなどの確証はありません。)

 

私たちの子供なんだから私たちのやり方で育てる。

 

間違ってはいないような気もするのですが、

 

私は彼が彼のすべてを大切にできるようになってほしい。

肌の色も、踊りがうまいことも、祖先がおそらくアフリカのどこかから来たことも、美しい黒い瞳も、クルックルの髪の毛も、誇りに思ってほしい。白人の文化に全部合わせる必要がないということを知ってほしい。

 

異人種、異文化間の養子、子育ては親がやはりたくさん勉強していかないといけないのだと、ここ最近改めて感じました。

 

アメリカで大きくなっているBlack Lives Matter運動。

 

たくさんの思いが駆け巡っています。

黒人の息子を育てる。

アジア人の私では、私流の子育て、では足りません。愛があればそれだけでいいわけではありません。愛は必須。それに加えてもっともっと必要です。

 

 

少しずつでも勉強していこう。

頑張ります。

黒人であるこの子の未来がもっと明るい未来でありますように。。


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