カリフォルニアの庭と黒猫と里子

庭・猫・健康・里子のことなど

里子が来て8ヶ月

里子が我が家に来てから8ヶ月が経ちました。

最初の大変だった時期に、里親を私たちよりも長くやっている方に、「物事がスムーズに行き始めるのは大体7ヶ月頃からだよ」と言われた事がありました。

言われたとおり、7ヶ月を過ぎたあたりからだいぶ楽になってきました。


子育てにある一般的な難しさはもちろんあるのですが、楽しいことが沢山増えてきて、大変だったことを忘れられるようになってきました!


彼らの脳をRe-wire, 再構築すること。私たち里親が虐待されていた子供を育てていくにあたってよく聞かされる言葉です。その第一段階が7-8ヶ月をすぎてやっと進んだ気がします。


初めに来た頃のこの子の頭の中では次のような公式が成り立っていました。

大人=信頼できない。怖い。
ママ=置いていかれる。帰ってこない。愛してほしいけど怖い。叩かれる、殴られる。
パパ(大人の男性)=殴られる。怖い。
食べ物=口に急いで突っ込まないとなくなる
夜=悪い事が起きる
警察=家族と離れさせられる
トイレ=悪いことが起きる
自分=悪い子

などなど、とても悲しい公式が沢山出来上がっていました。

これらが完全になくなった訳ではありませんが、少しずつ変わってきたように思います。


まだまだPTSDの症状は出るし、ちょっとしたきっかけでパニック発作のようになることはしょっちゅうです。そんな時は抱きしめてあげればだいぶ落ち着くようになってきました。
自信もすこーしずつついてきたようです。


私がイライラしないでゆっくり教えてあげることが何よりの鍵なのですが、心の狭い小さい私はイライラしたり、この子が来た環境に対して怒りを感じてしまいそれを表に出してしまったりします。
毎日反省の連続です。


そんな親の私たちでも信頼してくれるようになり、子供らしい笑顔を見せてくれたり、自然と抱きついてくるようになりました。私たちも自然と愛おしさが湧くようになりました。


仕事をしながらの子育てはきっついし、やはりドラッグを妊娠中に母親から浴びて育ったであろうこの子は、衝動に問題があるし、集中力にも問題があるし、感覚統合障害や多動などの症状のオンパレードです。


忍耐も必要ですが、自分の時間をなるべく持つようにして、そしてどうにかなるさ、この子もなんとかやっていけるようになるさ、と信じて毎日過ごしていくっきゃないです。


12月にこの子の生みの親の親権がおそらく停止させられるので、その後1年くらいかけて養子のプロセスに移る予定です。この子を養子として受け入れる覚悟みたいなものが最近出来上がってきて、自分でもびっくりしています。


人生は計画したようにはいかないもの。この先どんなサプライズが待っているんでしょうかね。大なり中なり小なり、人生はやっぱり冒険です。



さて、庭ブログとして始めたくせに今年は全然庭仕事出来てませんでしたが、グアバの実が沢山なりました。ので久しぶりにちょっと写真でも。。


全く手入れしなくても勝手に育ってくれる優秀な木、グアバ。日本ではあまり食べる機会が無いかなあと思いますが、最近はどうなのでしょう。アメリカでもお店ではなかなか売ってません。なんせ、痛みやすいし、部屋にひとつ置いておくだけですんごい匂いなんです。


味を説明するのは難しいのですが、言ってみれば、バナナと桃を混ぜたような食感で、パッションフルーツとマンゴーとりんごとバナナを混ぜたような味??とにかくクセがあるのですが、ハマる人はハマります。実はオレンジよりもビタミン値が高いとか?


昨日と今日でなんと40個もとれてしまいました。

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こんな子達です。ピンクの種類もありますが、これは中身も白っぽいものです。


明日はグアバ好きな人達に配る予定です。

やっぱり庭に果物の木があるの楽しいワ💕
もっと広い庭のあるうちに引っ越して毎月違う果物が食べれるような庭にしたいなあ。(*´﹃`*)

それではまた(^_^)/~~