思い出に浸るの巻 その4 オランダ ディフェンターと森
ぎりぎり一日前にAirbnbでディフェンターの近くの民泊先を予約した私たち。
とりあえずオランダ行きのチケットを買い、オスナブルックというドイツの駅で乗り換え、ディフェンターに向かいました。
おもしろかったのがその乗り換え待ちをしたオスナブルックではドイツ車たちが電車で運ばれていく様子を見ることができました。
ドイツは車を電車で輸送するのか~。これは日本でもアメリカでもみたことがありませんでした。
オランダの改札口。ドイツにはこういう自動改札機がなかったので、日本っぽいな~と思いました。駅の作りがなんかドイツより日本っぽくて、親しみを感じました。
しかし私らドイツから来た切符ではどうやらそのまま出られなく、改札機のそばでオロオロ。近くにインターフォンがあったので、そこで係員さんに話して出してもらいました。ほっ。
ディフェンターもオランダではかなり古い古都ということでしたので、楽しみでした。しかし街につかれていた私たちはちょっと自然が恋しくなっていたので、ディフェンターの郊外にあるおうちを予約していました。1日前に予約したというのに快く受け入れてくれたオーナーさん。
駅から歩いていくのは無理そうだったし、バスも使いこなせなさそうだったので、タクシーを使うことに。
タクシーの運転手さんはとても優しく、ディフェンターをこよなく愛する若者さんでした。この地域の歴史や東と西の違いなどを話してくれました。
着いたところは静かで小さな街。ていうか村。並木道が沢山あって、牛がたくさんいる。どんぐりがたくさん落ちていて紅葉が少し始まっていました。
泊まったおうち、これがほんとに素敵だった!
ステキなゲストハウス。
村には小川が流れていて、犬が散歩しながら飛び込んだりしていました。
泊まったおうちで飼っているお馬さん。人懐っこくてかわいい子でした。
おうちの隣は牧場で牛がたくさん。
興味津々。(笑)
にわとりも飼っていて朝には生みたての卵を持ってきてくれました。
こんな感じのお宅がたくさんならんでて
かやぶき屋根のおうちもたくさんありました。
この日の夜は地元のデリでおすすめのお惣菜を買ってごはんにしました。
このナッツとキャラメルがからまったパテがおいしかった~~。
あとはマスタードのスープがおいしかったです。
オランダは、お花の植え方が皆さん上手!と思いました。お庭の手入れがみんなしっかりしてて、きれいだった。
久しぶりに田舎の空気をすい、少し元気になった私たち。次の日の朝、この小さな村をお散歩しました。
朝のお散歩についてきたすごーくフレンドリーなニャンコ。
村のはじにトレイルがあったので歩いてみたら、ものすごーーーくステキな森でした。
土がフカフカで、ねずみ、かえる、鳥がいます。キノコがにょきにょきいろんなところに生えています。
カリフォルニアの強い日差しとは違う、柔らかい太陽の光が葉をとおしてキラキラ反射しあって、ものすごい種類の色を作り出していました。葉が風で揺れるたびに色が動きます。
こんなたくさんの緑色を一気に経験したのは人生初めてで、この池の前のベンチで座っていたら自然と涙が出てきてしまいました。
印象派の画家が光を表現しようとした理由がわかるような、そんな気になりました。
たくさんの色がキラキラ動きます。
キノコのオンパレードだったので写真に撮ってみました。
これ以外にももっといろんな種類がありました!
この村、住みたい。。。。。と心から思いました。
この森では住民の方々が犬のお散歩してたり自転車に乗ったりしていました。
気さくに挨拶してくれます。
この森は多分ずーっと前から地域の人が手入れをして、共存してきた森。そんな気がしました。
農家っぽいこの家の庭にはグース、ヤギ、鶏などが放し飼いされていました。
かやぶき屋根がツボだった私。中入ってみたいな~~。
ほんとはこの日の朝ディフェンターで観光しようかと思っていたんですが、この村でのんびり過ごすのが気持ちよくて、私たち結局昼頃まで過ごしました。
街の観光で頭も体も疲れていた私たちにはとてもよい休憩になりました。
Airbnbのオーナーもほんとに素敵なおばさんで、家もお庭もステキで、いつかこんな暮らしがしたいなと思いました。
帰りのタクシーはまた同じ運転手さんが迎えにきてくれ、せっかくだから街を走ってくれるということだったのでお願いしました。(ちなみに私たち夫婦の電話T-mobileなんですが、ヨーロッパでも全く問題なく使えてよかったです。)
車から見ただけですが、ディフェンターはステキな古い街で、いつかまたぜひ訪ねたい!と思いました。
日本人の観光客はなかなかいない、ローカルな街だったので、マイナーな旅が好きな人にはぜひおすすめです。特急電車も通ってるので交通の便もよいですよ!
田舎好きの私には最高の寄り道でした。 旅のハイライトといってもいいくらい、ステキな場所でした。
オランダの青と黄色の電車にのって、旅の最終目的地、ハーレムに向かいます。ハーレムはアムステルダムから20分ほど電車で西にいった、これまたふる~~い古都です。
続く。