恵の雨、災害をもたらす雨
はい。ブログ書き全然続きませんでした。
でも気を取り直して、また少しずつできる時に書いていくぞ!
雨が250日以上ぶりに降った南カリフォルニアです。大規模な火事が起きて、乾いた裸の山に雨が一気に降ったため、土砂崩れがたくさん起きてしまいました。
家をなくした人や命を落としてしまった人たち、怪我をしてしまった人たち、家族や友達を失ってしまった人たちに心からお悔やみを申し上げます。住んでる地域からそこまで遠くではないので、余計に身近に感じ、心が痛みます。
この地域の主な災害は山火事、土砂崩れ、地震です。頻繁さからいったら山火事とその後の土砂崩れは毎年のこと。家を買う時は火事のリスクとがけ崩れや土石流のリスクを考えないと行けません。
災害リスクの高い地域というのは南カリフォルニアでは丘、緑の多い地域、または津波が来るかもしれない海岸沿いです。私は緑が好きなので、木が沢山あるところに住みたいのですが、そういう地域は山火事、土砂崩れリスクも高く、そしてお値段もすごく高い。。。。。。
というわけで、どちらにしろリスクの高いところの家には手が出ない私たちは、無難に丘からほどよく離れており、高速道路からもほどよく離れている街の真ん中に家を購入したのでした。おかげで今回火事の影響もほとんどなく、土砂崩れからも離れております。
南カリフォルニアでは簡単に災害をもたらしてしまう雨ですが、雨は恵の雨であることにも、違いありません。
私たちの住んでいる、山と海岸の中間にあたる地域は農業が盛んな地域です。
こないだ日本から訪ねてきてくれた人は、うちの近くの農地を見て、北海道みたい!と言っていました。
庭のデザインをしてくれた人が、このあたりの土は世界でも有数の肥沃な土なんだよ〜と教えてくれました。砂でもなく粘土質でもない、丁度いい土なんです。
旦那と、川は雨季にしか流れないのにどうして肥沃な土地になったんだろうねーと話していたんですが、やっぱり山火事も土石流もエコシステムの一環で、山からの栄養を持ってきてくれていたんじゃないかねえ?と。
もちろんそれだけではなく、いろんな要素があるのでしょうが、確かに洪水は普段雨のふらないこの地域の土にきっと栄養を持ってきてくれるはずですよね。山火事も洪水も、災害ではありますが、自然界にとったら必要なものなのではないかな、とも思います。大きな時間で見たら、大切な土を作ってくれる恵みなのかも知れません。
地球で生きてる限り、災害とは離れられない。でも大きな大きな目で見て、自然と共存できるようになったらいいですね。
私たちの愛する庭の植物たちは、250日超ぶりの雨をとっても喜んでいたようです。今年は雨が遅かったので、みんなちょっと苦しそうでした。水道水で凌いでたのですが、水が硬いし塩素が強いので彼らにはあんまり良くありません。雨が降ってから植物たちがピンピン元気になってきました。
花が咲き始めたので、蜂たちも庭に戻ってきて忙しそうです。これからは私の大好きな季節がやってきます。今年は庭植物はどんな表情を見せてくれるのか、楽しみです。
不安定な世の中ですが、今年は毎日しっかりと、命を紡いで生きていく植物たちにみならって、地に足をつけて行けたらいいなと思います!
読んでくれた方の2018年が豊かな一年になりますよう、お祈り申し上げます。