カリフォルニアの庭と黒猫と里子

庭・猫・健康・里子のことなど

自家製サワークラウト 独立記念日ディナー

最初に下書きを書いたのは既に8日前!ブログをこまめに更新するのはけっこう大変なんだということを実感しています。。。やっと今日更新します。

1ヶ月ほど前に仕込んだ、自家製サワークラウト。完成しました。
アメリカの独立記念日の日7月4日に、ホットドッグと一緒にデビューしました。

赤キャベツを使ったのでこんな感じで綺麗なピンク色に仕上がっています♡
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蓋を開けるともんのすごいニオイ。台所中がお〇らみたいな匂いになります!

食べると、すごーくスッパイ!
お酢は全く入れてないのに、発酵する過程で細菌達が糖分を食べて乳酸菌や酢酸を作り出すのが原因だそうな。いろんな野菜や果物のお酢ってこうやって作るのかな?

スッパイけど、食べ始めるとやみつきです!
うん、これはうまく出来ました。カビとか生えてないし、水分もヌメってない。


ホットドッグのバンにマスタード塗って、ソーセージ(Bratwurst)挟んで、自家製サワークラウト載せて頂きました!

これが、ウンマカッター!


夕食に使ったソーセージはスーパーのお肉屋さんで買った生ソーセージ。1パウンド2.5ドルとお得なのです。そしてけっこう美味しい!!

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私料理はあんまり上手でないんですが(^_^;)
この日のご飯は旦那も、味にうるさく日本的な味付けは苦手なイタリア人100%の義父も、ウマウマ言って食べてくれました!


クレソンのサラダ、ドイツ風ポテトサラダ、庭のスイスチャードを炒めたもの、そしてドイツビール。

なぜかアメリカの独立記念日に私の勝手な一存でドイツ風メニューをいただく私たちでした。(私はアメリカのホットドッグはそこまで好きでなく、ドイツに昔行った時に食べたBratwurstが忘れられんのです。ついでにポテトサラダも、私はマヨネーズを使ったものより、オイルベースのドイツ風がお気に入りです)



さて、このサワークラウト、作る過程で一番気をつけることは、空気を入れないようにすることです。
何故かというと、腸にも届く細菌をたくさん作るため!

消化、吸収を助け、最近は免疫機能と深く関わりがあるらしいと話題になっている腸内細菌は、ほぼ嫌気性細菌だそうです。酸素のない状態で作ることにより、無酸素状態の腸内でも生きていける細菌を作るわけです。


そしてキャベツだけでなく違う野菜やハーブなどもいれます。なるべく有機野菜を使って、皮ごと。そうすることによって細菌の種類が増えるらしいです。更に3-4週間寝かせることにより、細菌の種類も数も増えるそうな。


あと、酢酸が増えてphが下がっていく間に増える細菌たちは、酸度の高い私たちの胃を通る際にも死なないで腸まで行き届くそうです。


最近毎日スプーン1杯ほどサワークラウトを食べている私、胃腸の調子がすこぶる快調です!元々は子供の頃からしつこい便秘症だったのですが、こんなに快便(失礼)が続くのは人生で初めてです。もちろん、サワークラウトだけが要因ではないと思いますが、どうも調子がよろしい。それは確かです。


ますます元気に過ごすために、手作りサワークラウト、そしてキムチなどもこれから作っていけたらなーと思っています!


発酵食品は、ヨーロッパや、日本、いろんな国や文化で昔から存在しますよね。昔からの食品は生き残っていくための昔からの積み重なった知恵だと思っています。


現代においては便利な加工食品が増え、忙しい毎日の中でつい便利で安い食べ物に手が伸びてしまいます。

アメリカは特に歴史が浅く、食品や栄養に対する知識というか知恵というか、基本的にあまりありません。どこの国の移民も、二世、三世となっていくうちに、一代目の親達が持ってきた文化は薄れていってしまいます。三世くらいになると、言語も食べ物も習慣も、ものすごーく薄れてしまう印象を受けます。

今では意識が高い人たちが増えてきましたし、なるべく加工の手が入っていない食品や、Non-GMO食品、化学調味料が入ってないものなどは、日本よりむしろ購入しやすいように思います。

それでも大多数の人たちはパッケージに入っている、いつまでも腐らない食べ物を食べて、何の疑問も抱いていません。発酵食品が何のことか知らない人たちも多いです。


肥満も腸内細菌に原因がある場合もあるそうで。この肥満体国、少しずつみんなの意識が変わってくるといいなと思います。そして私も日々勉強して、患者さんたちの健康に役立てたらなあと思います。