カリフォルニアの庭と黒猫と里子

庭・猫・健康・里子のことなど

里子を迎えるにあたって

今日私たちの最初の里子が家に来る予定です。
緊張、とも違う不思議な気持ちです。


日本とはシステムが違うので誤解がないように簡単に説明しておきましょう。

フォスターシステムがない日本には適当な言葉がないのではないかと思うので、ここでは勝手に里子と養子に区別させてもらっています。

里子=フォスターキッズ
養子=アダプション
とさせてもらいます。

つまりうちに来る子はフォスターキッズであり養子になるわけではありません。今のところ。


この子が養子になるには、親の親権が裁判所によって取り上げられる、または親が親権を放棄することが最初に必要です。

その後最低6ヶ月のフォスター生活をし、そこで初めて養子になる可能性が出てきます。


話に聞いていると、2-3年かかるのは普通だそうです。


またフォスター親が、この子の世話は無理です、とシステムに返すことも可能です。大変すぎて家族が壊れてしまったら意味がありませんからね。合わなかったということはよくあり、たらい回しにされる子供はたっくさんいるそうです。


たらい回しにされ、養子にもされなかった子はやはり傷が癒える事はなく悲しい思いをしながら育っていきます。そういった子供の犯罪率、ティーンの時の妊娠、精神障害などの確率はやはり高く、また大人になって社会生活をすることが難しくなってしまうのです。そんな彼らをサポートするのに政府のお金もたくさん使われていきます。


社会がこういう子を助けて行ってあげなければ、負のサイクルは繰り返されます。


この国は物質的な豊かさはかたよっていますから、日本とは規模の違うお金持ちがゴロゴロしてるのと同時に、たまにここは発展途上国ですたっけ?と思ってしまう場面に出くわすことも沢山あります。医療分野で働いているのでなおさらそういう機会が多いのだと思います。


社会の不平等はある程度は仕方ないと思います。資本主義に基づいて生きてしまっている以上差が広がっていくのは自然なことなのかもしれません。でもやっぱり子供には平等なチャンスを与えてあげたいし、子供の医療、教育は幼稚園から大学まで、せめて高校まで無料であるべきではと思います。

フォスターシステムはうまく使われればこの負のサイクルを止めてくれるはずなのです。
昨日は今週の仕事を全部キャンセルするために、子供たちの親に連絡をしました。フォスターキッズを受け入れるので、休みにさせていただきますと。そしたら親のひとりが、
「私のお母さんはフォスターシステムで育ちました。4歳頃にフォスター家庭に預けられ、18歳までいたそうです。実の親が親権を手放さなかったため、養子にはならなかったけど、フォスターお母さんは私にとって大好きなおばあちゃんでしたよ。あなた達がやってることは素晴らしいことだから、明日が素晴らしい出会いになることを願ってます」と励ましのメールをいただきました。

だから思うのです。フォスターシステムはマイナスのことが取り沙汰にされやすいのですが、素晴らしい出会いも、素晴らしい家庭もたくさん作られているのです。


私たちに出来るかどうかははっきりいってやってみないとわかりません!でもできる限り、真摯に向き合ってみます。


引き続き勉強しているビデオで言われたこと。
暴力の虐待であれ性的虐待であれ、虐待を受けていた子が新しい家に来た時、彼らが思っていることは
「いつから殴られるんだろう?いつから傷つけられるんだろう?」ということなのです。

大人は自分を傷つける、ということしか知らない。

自分のことを守ってくれる大人といたことがないって。。。(T_T)小さな子達がどんなに頑張ってきたんだろうと思います。少しずつ、少しずつ。ゆっくりゆっくり信頼してもらえたらいいな。ゆっくりゆっくり愛情を受けてくれたらいいな。急がないで焦らないで。ハア〜頑張れるかなあ。。。不安とそして子供を受け入れられるという嬉しさと混じりあってます。


なんか自分の思いをただ書き下ろしてしまって申し訳ない。


里親になることを考えてる人の参考になったら嬉しいですし、興味があったらいつでも質問してください。

さ、今日も1日を大切に。特別な1日を大切に生きるぞー!